3月28日、台湾当局は、中国の半導体受託製造(ファウンドリー)最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)が南太平洋の島国サモアの会社になりすまして台湾で違法に技術者を採用した疑いで調査していると発表した。写真は、コンピューターの回路基板上の半導体チップ。2022年2月、北京で撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)
[台北 28日 ロイター] – 台湾当局は28日、中国の半導体受託製造(ファウンドリー)最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)(0981.HK), opens new tabが南太平洋の島国サモアの会社になりすまして台湾で違法に技術者を採用した疑いで調査していると発表した。法務部(法務省)の捜査当局によると、SMICはサモアの企業を装って台湾に子会社を設立し技術者の採用にあたっていた。この子会社については、台湾積体電路製造(TSMC)(2330.TW), opens new tabが本社を置く新竹市に隣接する新竹県にあるということ以外は明らかにされていない。
台湾は、中国による先端半導体技術の窃取や違法な人材引き抜きを懸念し取り締まりを強化している。今月、捜査当局はSMICを含む11社の台湾拠点34カ所を家宅捜索し90人を聴取した。
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