センバツ高校野球、大会10日目、準決勝の第1試合は神奈川の横浜高校が群馬の高崎健康福祉大高崎高校に5対1で勝って19年ぶりの決勝進出を決めました。

健大高崎の史上4校目となる大会連覇はなりませんでした。
横浜は1回、ツーアウト一塁・三塁から5番の小野舜友選手がセンターへタイムリーヒットを打って1点を先制し、3回にも追加点を挙げました。
5回には準々決勝で春夏の甲子園最速記録に並ぶ155キロをマークした健大高崎のエース・石垣元気投手からノーアウト二塁・三塁のチャンスを作り、3番・キャプテンの阿部葉太選手が152キロのストレートを捉えてライトへタイムリーを打つなど、4本のヒットを絡めて3点を奪いリードを広げました。
投げては注目の2年生、織田翔希投手が140キロ台後半の力のあるストレートをインコースに投げ込むピッチングで健大高崎打線を7回まで0点に抑えました。
横浜が健大高崎に5対1で勝って2006年以来となる19年ぶりの決勝進出を決めました。
健大高崎は1回と2回にチャンスを作りましたが、あと1本が出ず流れを引き寄せられませんでした。
また準々決勝までの3試合で5失点の投手陣も得点を奪われ、史上4校目の大会連覇はなりませんでした。

【横浜の小野舜友選手】
2本のタイムリーヒットを打った横浜高校の小野舜友選手は1回の先制タイムリーについて「3番と4番バッターが打ち取られた中で、カバーするのが5番バッターの自分だと思いますし、ランナーを返せたのでよかったです」と振り返りました。
4回途中から登板した高崎健康福祉大高崎高校の注目のエース、石垣元気投手については「石垣投手がいつ出てきてもいいように準備をしていましたし、本当に出てきたときは打ってやろうという気持ちだけでした」と話しました。
5回には石垣投手から2本目のタイムリーを打って「初球を絶対に打ってやろうという気持ちで打席に入り、バットを指2本分短く持ってコンパクトに攻撃したのがタイムリーヒットにつながったと思います」と話していました。

【横浜主将 阿部葉太選手】
5回に高崎健康福祉大高崎高校の注目のエース・石垣元気投手からタイムリーヒットを打った横浜高校のキャプテン、阿部葉太選手は「石垣投手が1番自信を持っている球はストレートだと思っていたので何とかはじき返してやろうと思って狙っていました。パワーのあるボールに対して柔らかく対応していこうとしていて、きれいにバットが出たのでよかったです」と振り返りました。
石垣投手の対策については「きのう(27日)マシンを使って150キロくらいのボールを見て、ストレートにタイミングが遅れないように練習してきました。ここまで対策してきたので間違いなく打てると思って打席に立ちました。石垣投手のストレートは速かったのですが、目もしっかり慣らしてきたのでそんなに苦労することはなかったです。きのうの対策があったからこそ打てたと思っています」と話しました。
決勝に向けては「ここまで全員野球で勝ち上がれたので最後の1試合をしっかり戦い抜きたいです」と決意を語っていました。

【横浜 村田浩明監督】
大会屈指の好投手、高崎健康福祉大高崎高校のエース・石垣元気投手から3点を奪って決勝進出を決めた横浜高校の村田浩明監督は「きのう(27日)室内練習場で石垣投手のような速いボールをとにかく見てきょう甲子園に来ました。やりこんだことを選手たちが徹底してくれたのがこの結果につながった。バットを短く持って打つなど選手たちが勝つためにプライドを捨ててくれた」と振り返りました。
相手打線を1点に抑えたバッテリーについては「相手は強力打線で少しでも甘いコースにいったら強打されるというのがわかっている中で、バッターのインコースにしっかり投げることをバッテリーが徹底してくれた。その成果がなんとか踏ん張れた要因だと思う」と話しました。
2006年以来となる19年ぶりの決勝に向けては「もう一度リセットして、 あさって(30日)に向けしっかり準備して、チーム一丸で頑張っていきたいと思う」と意気込みを示していました。

【健大高崎 石垣元気投手】
4回途中から2人目で登板した高崎健康福祉大高崎高校の石垣元気投手は「悪い流れを変えようと思い、マウンドに向かいましたが、気持ちが入りすぎて思ったとおりの球が投げられず、単打でつながれてしまいました。自分の力不足です」と振り返りました。
横浜高校については「甘い球があれば1発でしとめられる強い打線でした」と話していました。
夏に向けては「センバツでは大会前にけがをしてチームに迷惑をかけてしまいました。今の目標は夏にまた甲子園に出ることです。けがに気をつけてしっかり準備をして、制球力を上げていき、今よりも成長した姿を見せたいです」と意気込みを語っていました。

【健大高崎主将 加藤大成選手】
高崎健康福祉大高崎高校のキャプテン、加藤大成選手は横浜高校について「去年秋よりも守備力が向上していて、ヒットかと思っても野手の間をボールが抜けず、フライでも絶対に落とさず、バッティングでも粘り強く食らいついてきて、気持ちの強いチームでした」と話しました。
チームの課題については「投手陣ばかりが注目されますが、野手がもっと頑張らなければならないと感じています。チャンスの場面で打てない展開も多く、守備やメンタル面も含め、それぞれ改善が必要だと思います」と話していました。
夏に向けては、「全員でミーティングをして、何が足りなくて負けたのかを分析し、しっかりと準備したいです。あっという間に夏がやってくると思うので、万全の状態で臨めるよう努力していきます」と決意を語っていました。

【健大高崎 青※ヤギ博文監督】
高崎健康福祉大高崎高校の青※ヤギ博文監督は「横浜の織田投手が非常によくて、打者が打てる球がなかった。相手打線は狙い球を絞って打線をつないだ。うちがやりたいことをやられてしまった」と振り返りました。
石垣元気投手については「ストレートを狙われてしまった。ここまで打ち崩されることがなかったので、いい経験になったと思う。変化球などに課題があるので、いろんなことを磨き上げてもらいたい」と期待を込めていました。
夏の大会に向けては「選手たちが競争してレベルアップしていかないと、群馬大会に優勝することも難しい。もう一度、厳しさをもって練習する。選手たちはまだまだ力がなかったと認識して、頑張ってもらいたい」と話していました。
※ヤギは柳の真ん中が夕

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