ブラジルがGDP予想を下方修正 インフレは通貨安で上振れへ

 2月13日、ブラジル財務省の経済政策局は、2025年の国内総生産(GDP)成長率予想を従来の前年比2.5%増から2.3%増に下方修正した。写真はブラジルのサンパウロで1月撮影(2025 ロイター/Jorge Silva)

[ブラジリア 13日 ロイター] – ブラジル財務省の経済政策局は13日、2025年の国内総生産(GDP)成長率予想を従来の前年比2.5%増から2.3%増に下方修正した。24年の推計値3.5%増からの減速が一段と鮮明になる見通しだ。中央銀行が金融引き締めを継続しているためだが、消費者物価指数の上昇率予想では4.8%と、従来の3.6%から上振れた。

記者会見したギリェルメ・メロ同局長は経済成長率予想の下方修正について、最近発表のマインド指標や購買担当者指数(PMI)、雇用創出の減速などのデータを挙げ、既に景気が緩やかに減速しているという見方を裏付けていると指摘した。

インフレ見通しでは、通貨レアルの下落と遅効性のインフレ慣性が影響していると説明した。

政府の経済見通しは市場よりも楽観的だ。中央銀行が毎週実施している民間エコノミスト調査では、今年の経済成長率は2.03%、消費者物価上昇率は5.58%だった。

ブラジルの鉄鋼製品はこれまで米国で輸入時の関税が適用除外だったが、第2次トランプ政権の10日の発表で撤廃されることになった

米通商政策についてメロ局長は懸念材料と指摘しつつも、これまで発表された措置は複数の産業分野に影響があるかもしれないが、さらに影響が拡大してブラジルのマクロ経済全体に波及することはないだろうと述べた。

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