ペルー大統領、経済見通しを楽観 来年4月までに総選挙実施方針

 7月28日、南米ペルーのボルアルテ大統領(写真)は独立記念日に議会で演説し、国内経済について楽観的な見通しを示した。写真はペルーのリマで撮影、提供写真(2024 ロイター/Peru Congress)

[リマ 28日 ロイター] – 南米ペルーのボルアルテ大統領は28日の独立記念日に議会で演説し、国内経済について楽観的な見通しを示した。また、2026年までに予定されている総選挙を来年4月に実施すると表明した。

今年の国内総生産(GDP)伸び率は同国中央銀行の予想(3.1%)を上回る見通しだとし、「この堅調なパフォーマンスは経済の底堅さを反映している。われわれは成長力の回復を約束し、その道を歩んでいる」と語った。

昨年はエルニーニョ現象による異常気象や民間投資減少を背景に約0.6%のマイナス成長となった。

ボルアルテ氏はまた、憲法で求められる通り、来年4月に総選挙を実施するとした。「この基本的なプロセスにおいて、秩序、平和、自由を確保することが政府としてのわれわれの義務だ」と語った。

ペルー検察当局は5月、ボルアルテ氏が高価な腕時計を受け取るなど収賄を行ったとして憲法に基づく告訴状を提出した。

ボルアルテ氏は就任時に起きた抗議活動で死者が出たことを巡っても調査を受けている。

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