ブラジル物価上昇率5%超、2年ぶりの高水準

ブラジル地理統計院(IBGE)が27日発表した3月中旬までの1カ月間の消費者物価指数IPCAは前年同月比で5.26%上昇した。写真は2023年7月、サンパウロで撮影(2025年 ロイター/Amanda Perobelli)

[サンパウロ 27日 ロイター] – ブラジル地理統計院(IBGE)が27日発表した3月中旬までの1カ月間の消費者物価指数IPCAは前年同月比で5.26%上昇した。前月の4.96%上昇からインフレが加速し、2023年3月以来の高い伸び率となった。ロイターがまとめた市場予想5.30%は下回った。

ブラジル中央銀行のインフレ目標3%(許容幅1.50─4.50%)を大幅に上回る水準となっている。

中銀は先週、政策金利を100ベーシスポイント(bp)引き上げ、14.25%とすることを決定。100bp利上げは3会合連続。次回の会合も利上げ幅を縮小した上で、利上げを継続する姿勢を示した。

積極的な利上げにもかかわらず、中銀はインフレを3%目標に戻すのは困難な道のりだと指摘している。27日には、今年の経済活動が鈍化すると予測する一方、長期的なインフレ率については見通しを引き上げた。中銀の予測によると、インフレ率が目標に近づくのは27年第3・四半期になる見込み。

キャピタル・エコノミクスの新興国市場担当副チーフエコノミスト、ジェイソン・トゥベイ氏は「物価指数は今後数カ月で(前年同月比で)6%まで上振れする可能性が高い。今後数回の会合で75bpの利上げを見込んでいる」と述べた。

IPCAの前月からの伸びは0.64%。市場予想は0.70%。前月の1.23%上昇からは伸び率が鈍化した。IBGEが調査した全9項目で物価上昇がみられ、食品・飲料は1.09%上昇した。

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