2月4日、米原油先物はアジア時間朝方に下落した。トランプ米大統領が3日、メキシコとカナダへの関税発動を1カ月見送ったことを受けた。写真はフランスの石油施設。2024年6月撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)
[東京 4日 ロイター] – 米原油先物はアジア時間4日に下落している。トランプ米大統領が3日、メキシコとカナダへの関税発動を1カ月見送ったことを受けた。
0149GMT(日本時間午前10時49分)時点で、北海ブレント先物は0.41ドル(0.5%)安の1バレル=75.55ドル。米WTI先物は0.75ドル(1%)安の72.41ドル。
カナダのトルドー首相とメキシコのシェインバウム大統領は、トランプ氏から移民と麻薬密輸への取り締まりを求められたのを受けて国境警備を強化することで合意し、関税発動の見送りを取り付けた。一方、対中関税は数時間以内に発動される予定となっている。 もっと見る
カナダとメキシコは米国にとって最大の石油供給国。
INGのアナリストらは、関税発動延期で合意したものの、米国以外への輸出の選択肢を拡大しない限り、カナダは依然として貿易戦争に脆弱な状態が続くと指摘。「インフラ構築には数年かかるだろうが、カナダの石油生産者にさらなる柔軟性と、カナダ産石油の輸出先拡大の可能性をもたらす」と述べた。
また、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は3日、合同閣僚監視委員会(JMMC)で、有志の8カ国による自主減産について、4月からの段階的な減産幅縮小方針を堅持することで合意した。 もっと見る
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