米関税はインフレ招く、鉄鋼関税でWTOに提訴へ=ブラジル大統領

来日中のブラジルのルラ大統領は27日、トランプ米政権の追加関税は米経済に損害を与えるリスクがあると述べ、ブラジルから輸入する鉄鋼に対する関税について世界貿易機関(WTO)に提訴すると表明した。写真はルラ大統領。18日にブラジリアで撮影。(2025年 ロイター/Adriano Machado/File Photo)

[東京 27日 ロイター] – 来日中のブラジルのルラ大統領は27日、トランプ米政権の追加関税は米経済に損害を与えるリスクがあると述べ、ブラジルから輸入する鉄鋼に対する関税について世界貿易機関(WTO)に提訴することを表明した。

東京で行われた記者会見で「関税は物価を上昇させ、インフレを引き起こす可能性がある。保護主義は世界のどの国の助けにもならない」と語った。

トランプ大統領は26日、米国に輸入される乗用車やスポーツ用多目的車などのライトトラックに最大25%の関税を課す計画を発表した。 もっと見る

トランプ政権は今月12日、カナダに次いで2番目に大きな対米輸出国であるブラジルも含めた貿易相手国に対する25%の鉄鋼・アルミニウム関税を発効させた。ブラジル政府はこれまでのところ、無関税の年間輸出枠を取り戻すための米国との交渉に失敗している。

ルラ氏は「われわれには決断すべきことが二つある。一つはWTOに訴えること、もう一つは米国製品に高い関税を課すことだ。静観するわけにはいかない」と語った。

同氏は26日に石破茂首相と会談し、経済・貿易関係の促進に向けて話し合った。

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