黒海停戦巡る合意は原則的、ロシアの条件を検証へ=米国務長官

ルビオ米国務長官は26日、前日にウクライナとロシアと結んだ合意は原則的なものであり、米国はロシアが提示した条件を検証し、今後の対応を決定する予定だと述べた。写真は同日、ジャマイカのキングストンでホルネス首相との共同会見に臨むルビオ氏。(2025年 ロイター/Nathan Howard)

[キングストン 26日 ロイター] – ルビオ米国務長官は26日、前日にウクライナとロシアと結んだ合意は原則的なものであり、米国はロシアが提示した条件を検証し、今後の対応を決定する予定だと述べた。

米ホワイトハウスは25日、黒海における船舶の安全な航行確保でウクライナ、ロシア両国と個別に合意したと発表した。 もっと見る

米国の発表の直後、ロシア大統領府は、西側諸国が穀物と肥料の輸出に関連する制裁措置などを解除することを条件に合意したと述べた。

ルビオ国務長官は訪問先のジャマイカで記者団に対し、「(サウジアラビアでの)会談後にロシア側がいくつかの条件を詳細に提示しており、われわれはそれを検証する」と語った。

高官らがロシアの立場や同国が見返りに何を求めているのかをより深く理解した上で、大統領に提示すると述べた。

ロシアの要求はよく知られている。ロシア大統領府が25日の声明で挙げた条件は、ロシア農業銀行や穀物・肥料の輸出、ロシア船舶に関する制限や制裁の解除などで、2022年7月に初めて合意された黒海穀物合意を延長する2年前の交渉の際にロシアが提示した要求とほぼ同じだ。

ルビオ長官は26日、ロシアの要求に欧州連合(EU)の制裁解除が含まれていると指摘した。欧州委員会は同日、ウクライナからのロシア軍撤退が制裁の解除や修正の主な条件の一つになるとした。

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Humeyra Pamuk is a senior foreign policy correspondent based in Washington DC. She covers the U.S. State Department, regularly traveling with U.S. Secretary of State. During her 20 years with Reuters, she has had postings in London, Dubai, Cairo and Turkey, covering everything from the Arab Spring and Syria’s civil war to numerous Turkish elections and the Kurdish insurgency in the southeast. In 2017, she won the Knight-Bagehot fellowship program at Columbia University’s School of Journalism. She holds a BA in International Relations and an MA on European Union studies.

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