3月5日、オーストラリアのウォン外相(写真)は、第2次米トランプ政権は既に第1期よりも混乱を招いていると述べたが、関税に関してはオーストラリアが免除される可能性があると期待を示した。写真は米メリーランド州 アナポリス で昨年8月撮影(2025 ロイター/Kevin Mohatt)
[シドニー 5日 ロイター] – オーストラリアのウォン外相は5日、新たな国際戦略の下、男女平等が同国の外交政策、外交、貿易、支援計画の柱になると述べた。
キャンベラで開催された女性に関する国連イベントでの講演で、男女平等は「国の富や政治体制よりも平和の予兆となる強い要因」との考えを示した。
オーストラリアの新たな国際男女平等戦略は、女性の性と生殖に関する健康の権利を保護し、女性の安全と経済的包摂を高めることを目的としている。
ウォン氏は新戦略の発表に際し「世界中で女性はより多くの性的暴力や性に関連する暴力に直面し、性と生殖に関する保健サービスへのアクセスが減少している」と指摘。
太平洋地域では、女性の3人に2人が身体的または性的暴力を受けているという。
世界では3億8000万人の女性と女児が極度の貧困状態にあり、24億人の女性が平等な経済的機会を得られていない。
外相は「この戦略を特別な利害関係に関わるものとしようとする人もいるだろうが、男女平等は国益の問題だ」と語った。
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