チリの7月CPI、前月比0.7%上昇 予想上回る

チリ国家統計局(INE)が8日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前月比上昇率が0.7%と、ロイターのエコノミスト調査による予想の0.63%上昇を上回った。写真はサンチャゴで22年撮影。(2024年 ロイター/ Sofia Yanjari)

[サンティアゴ 8日 ロイター] – チリ国家統計局(INE)が8日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前月比上昇率が0.7%と、ロイターのエコノミスト調査による予想の0.63%上昇を上回った。電気料金の大幅引き上げを受け、住宅と基本サービスのコストが主な押し上げ要因となった。

前年比では4.6%と前月の4.2%から加速した。

指数の13項目中10部門が上昇した。

チリ中央銀行は先月発表した予測で、電気料金の調整などによりインフレ率が大幅に上昇する見込みとし、3%の目標に収まるのは2026年上半期になるとの見通しを示した。

7月の電気料金は12%の大幅上昇となり、ボリッチ大統領は、電気料金が公共財政に与える負担を考えれば調整は「不可欠」と述べた。

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