3月26日、パキスタンのカリル・ハシュミ駐中国大使はパキスタンで働く中国人を保護する安全対策について中国と協議していると明らかにした。写真は北京の天安門広場で掲揚された中国とパキスタンの国旗。2019年10月撮影(2025年 ロイター)
[博鰲(中国) 26日 ロイター] – パキスタンのカリル・ハシュミ駐中国大使は26日、パキスタンで働く中国人を保護する安全対策について中国と協議していると明らかにした。
中国はパキスタン南西部バルチスタン州に港湾・鉱業権益を持っているが、中国人はパキスタンによる鉱物資源搾取を中国が支援していると考える分離主義武装勢力の標的にされている。
ハシュミ氏は中国・海南省で開催されている博鰲フォーラムの合間に記者団に対し、「情報の共有などで両国は非常に緊密に協力していると思う。われわれは中国の友人たちに、われわれが取っている措置を知らせている」と述べた。
昨年10月にカラチ空港で発生した爆発により、発電所で働く中国人技術者2人が死亡。これを受け、中国政府はパキスタンで働く数千人の中国人を保護するため、自国の警備スタッフ配置を認めるようパキスタンに働きかけている。
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