[リマ 17日 ロイター] – ペルー政府は17日、首都リマで犯罪が増加していることを受け、30日間の非常事態宣言を出した。街頭での暴力急増に対応するため軍も投入した。

同国では16日、武装集団がバスを銃撃する事件が起き、乗っていた人気歌手が死亡。市民の怒りが膨らんでいる。

ペルー首都に非常事態宣言、犯罪急増で軍投入

 3月17日、ペルー政府は、首都リマで犯罪が増加していることを受け、30日間の非常事態宣言を出した。スイス・ダボスで1月22日撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)

犯罪急増を受け、ボルアルテ大統領は殺人犯への死刑求刑を支持すると表明した。同国では反逆罪で有罪となった場合のみ死刑が認められている。

非常事態宣言はリマと近隣のカヤオに適用され、当局は犯罪に対処するため軍を派遣する権限を得る。

ペルーは近年、犯罪や社会不安の増大に対し繰り返し非常事態を宣言している。

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