ドイツ住宅価格、昨年第4四半期に下げ止まり 先行きは不透明

 ドイツ連邦統計庁が25日に発表したデータによると、2024年第4・四半期のドイツの住宅価格は前年同期比1.9%上昇し、22年以来の下落に歯止めがかかった。写真は、ドイツのマンション。2019年7月、デュースブルクのブルックハウゼンで撮影(2025年 ロイター/Leon Kuegeler)

[フランクフルト 25日 ロイター] – ドイツ連邦統計庁が25日に発表したデータによると、2024年第4・四半期のドイツの住宅価格は前年同期比1.9%上昇し、22年以来の下落に歯止めがかかった。

しかし、今後の見通しは依然不透明で、最近の借り入れコストの上昇が先行きを曇らせている。

ドイツの住宅価格は22年第3・四半期に下落に転じた。欧州中央銀行(ECB)がインフレを抑えるために急激な金利引き上げを開始したことから、ドイツは過去数十年で最悪の不動産危機に陥った。

価格下落のペースはこの1年で鈍化したが、オフィスを含む不動産セクター全体の見通しはさえない。

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