欧州EV販売、2月は増加 米テスラは2カ月連続マイナスでシェア縮小

 欧州自動車工業会(ACEA)が発表したデータによると、米電気自動車(EV)大手テスラの欧州での市場シェアは2月に前年比で縮小した。写真はテスラ車。昨年3月、ドイツ・ベルリン近郊で撮影(2025年 ロイター/Annegret Hilse)

[25日 ロイター] – 欧州自動車工業会(ACEA)が発表したデータによると、米電気自動車(EV)大手テスラの欧州での市場シェアは2月に前年比で縮小した。欧州のEV販売は全体的に増加しているものの、テスラの販売台数は2カ月連続で減少した。

競争が激化する中、同社の欧州販売台数は今年に入って42.6%減少している。マスク最高経営責任者(CEO)が欧州の極右政党に接近したことも物議を醸し、テスラ車の販売不振につながっている。

2月の自動車市場全体におけるシェアは1.8%、純電気自動車(BEV)市場でのシェアは10.3%で、それぞれ前年同月の2.8%、21.6%から縮小した。

欧州連合(EU)、英国、欧州自由貿易連合諸国での販売台数は1万7000台に満たなかった。前年同月は2万8000台超だった。

一方、これらの市場でのBEV販売台数は全体では26.1%増加した。自動車の総販売台数は3.1%減少した。

EUでは全体で新車販売台数が3.4%減少する中、BEVが23.7%増と2カ月連続のプラスを記録。ハイブリッド車(HEV)は19%増加した。

域内で販売されたBEV、HEV、プラグインハイブリッド車(PHEV)を含む電動化車両が新車全体に占める比率は58.4%と、前年の48.2%から上昇した。

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Alessandro is an Italian journalist based in Gdansk reporting on European markets, with focus on Italian companies. Previously, he worked as a multimedia freelancer in South Africa covering general news and cultures.

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