EU通商担当委員、米高官と会談 トランプ関税回避目指す

欧州連合(EU)のシェフチョビッチ委員(通商担当)は25日、米国が来週に発動を予定するEU製品に対する関税措置の回避に向け、トランプ大統領の貿易担当高官らと会談した。2024年11月撮影(2025年 ロイター/Johanna Geron)

[ワシントン 25日 ロイター] – 欧州連合(EU)のシェフチョビッチ委員(通商担当)は25日、米国が来週に発動を予定するEU製品に対する関税措置の回避に向け、トランプ大統領の貿易担当高官らと会談した。

シェフチョビッチ氏は、ラトニック米商務長官、グリア米通商代表部(USTR)代表、ホワイトハウス国家経済会議(NEC)のハセット委員長と「実質的な協議」を行ったと述べたが、今後の先行きには不透明感が漂う。

シェフチョビッチ氏はXへの投稿で、EUの優先事項は不当な関税ではなく、公正でバランスの取れた合意だとし、「われわれは双方の産業強化という目標を共有している」と述べた。

USTRの報道官は協議に関するコメントには応じていない。

トランプ大統領は24日、自動車に対する関税を近く発表する考えを示した一方、4月2日に予定していた関税の一部は同日に発表しない可能性を示唆し、一部の国については減免する可能性があるとした。

4月2日の発表は米経済にとって「解放の日」になるとも語った。 もっと見る

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