開花続々と 東京でも発表 各地で春の絶景も…桜に異変 「将来開花しなくなるかも」【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年3月25日)

 気象庁は24日、東京の桜が開花したと発表しました。去年より5日早い開花となります。一方で九州などは、だんだん桜の開花が遅れていて、そう遠くない将来に開花しなくなる恐れもあるということです。

■東京の標本木にもついに開花発表の日が

長崎地方気象台の担当者
「きょういきなり5輪咲いた。気温が高かったんでしょうね」

 去年より2日、早く桜が開花した長崎県。鹿児島では、生憎のお天気の中でも桜が七輪咲き誇り、開花が発表されました。

鹿児島地方気象台の担当者
「3月は比較的暖かい日が続いたので、それで開花に至ったのかと」

 大勢の観衆に囲まれた、東京の標本木にもついに開花発表の日が訪れました。

東京管区気象台の担当者
「東京の標本木、今観測しまして6輪認められましたので、東京のほう開花と観測させていただきます」

 24日の放送で開花状況を伝えた際には3輪ほどしか開いていませんでしたが…およそ5時間後、気象庁の職員が確認した時にはしっかりと6輪が花開き、開花宣言となりました。去年と比べると5日早い開花です。

 埼玉県では、満開の桜に夢中になる人たち。“最も古い桜の一つ”とも言われる「安行桜」が見頃を迎え、歴史あるお寺の境内を濃いピンク色で彩ります。

観光客
「すごくきれい」
「日本人なので桜が一番ね、春が来たって感じ」

 見頃の時期が来れば、およそ1000本のソメイヨシノが1キロにわたり咲き誇り、圧巻の景色が広がる埼玉県幸手市の桜の名所では、河津桜と菜の花が共演。

観光客
「すばらしい。ふわ~んとなっちゃう。桜と菜の花が…こんなに菜の花って素晴らしいものなんだって」

 都内の花見の名所、上野公園の入口にある枝垂桜の周りには、平日ですが人だかりができていました。

 一方で、ソメイヨシノの見頃はまだ先です。

イギリスからの観光客
「妻が2年前に旅行を予約したんです。『桜のシーズンだからきっと見頃よ』と言われて来てみたんですが…だまされました」

観光客
「難しいですよね桜は。日程を合わせるのが大変ですからね」

■この暖冬は…九州・四国の桜に悪影響

 今年は平年通りの東京の桜の開花日ですが、実はこの10年、ほとんどの年で平年より早いタイミングで開花を迎えています。

 4月1日の時点で開花する地域も、この数十年でかなり北上していることが分かります。

 しかし、この暖冬は温暖な気候の九州、四国の桜に悪影響を及ぼすといいます。

森林総合研究所 勝木俊雄氏
「九州南部や四国南部は冬が暖かすぎて、だんだんと開花が遅れる状況だが、これがさらに進むと、実は開花そのものがだんだん減少していく。やがて開花しなくなるんじゃないか」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年3月25日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

3 Comments

  1. 白き世界にさくらの花びら舞い降りるや春の息づかい静けさに息づく

    雪の上の淡い色の紡ぎ優雅に舞い散る花びらは夢の如し美しき一瞬

    風のささやきに花びらは優しく散りゆくや白き地に彩りを添える

    桜の美しさはかなさの中にも永遠の光を見出すや春の訪れを告げる 🌸

  2. 今晩は昨日一昨日長崎桜は開花宣言は佐賀今日は開花宣言は続くは靖国神社標木桜千代田区東京は