日経平均株価に対する東証株価指数(TOPIX)のアウトパフォームが鮮明になっている。日本銀行の追加利上げ観測などで銀行を含むバリュー(割安)株が堅調に推移する一方、米関税懸念から半導体など輸出関連銘柄がさえないことが背景にある。

  日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は21日に約13.4倍と、2020年以来の低水準となった。年初来で日経平均が約5%下げているのに対し、TOPIXは1%高と底堅い。

NT Ratio Dips to 5-Year Low

 

 

  業種別でTOPIXへの寄与度が高い銀行業指数は金利上昇を材料に今年これまでに15%上昇した。著名なバリュー株投資家のウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイが大手商社株の買い増しを明らかにしたこともTOPIXの追い風になった。

   大和証券の細井秀司シニアストラテジストは、バリュー株の強さについて「コーポレートガバナンス(企業統治)改革の話が継続していること」もあると話す。SBI証券の鈴木英之投資情報部長は、日経平均への寄与度が高い半導体関連株が軟調なため、NT倍率は今後数カ月は低く推移する可能性があるとみている。

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