米連邦公開市場委員会(FOMC)は19日まで開いた会合で、バランスシート縮小ペースを減速させることを決めた。これに伴い一部の金融機関のストラテジストは、米金融当局の保有資産圧縮プロセス終了時期の予想を修正し、これまでの想定より後ずれするとみている。
FOMCは、4月から米国債のランオフ(保有債券の償還金を再投資しないことによる保有残高の減少)ペースの上限を、月間250億ドルから50億ドルに減額するとした。住宅ローン担保証券(MBS)については、現行の月間上限350億ドルを維持する。
米金融当局は2022年6月以降、バランスシート圧縮を進めている。量的引き締め(QT)として知られるプロセスで、ランオフさせる米国債・住宅ローン担保証券の額を徐々に増やすものだ。

バークレイズはQTが2026年6月に終了するとの見通しに変更した。以前は今年9月の終了を見込んでいた。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)はQT終了時期の予想を今年12月に修正。従来は今年9月とみていた。
ウォール街ではっきりしたコンセンサスは形成されてない。今週のFOMC決定がQT終了のタイミングを変える可能性は低いとの見方を示している専門家もおり、ドイツ銀行のストラテジストは2026年1-3月(第1四半期)に終了するとの見通しを変えていない。
米金融当局のバランスシート縮小を巡っては連邦債務上限問題がリスク要因として懸念されていた。QT終了についてウォール街の見通しが割れている状況は、債務上限問題への市場の反応を巡る不確実性を浮き彫りにしている。
原題:Fed Moves Breed Uncertainty on Wall Street Over When QT Will End(抜粋)

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