【#10】20210710

人生は物語。
どうも横山黎です。

このチャンネルでは、本、音楽、ドラマ、映画など、あらゆるものを題材に思ったこと、考えたことにを物語っていきます。是非、最後まで聞いて行ってください。

ということで、今回は細田守監督の映画『バケモノの子』から考える「強く賢くなるための方法」というテーマで話していこうと思います。

☆バケモノの子

はじめに、ざっくりとストーリーを共有しますね。

主人公の家出少年は、渋谷の街をさまよっていたさなか、バケモノたちが住む世界へ迷い込んでしまいます。

その世界で、力は強いんだけど、気性が激しいバケモノ、熊徹に出会います。

ひょんなことから、熊徹の弟子になった少年は、熊徹に名前を与えられ、九太として生きることになりました。

九太は強くなりたい一心で、熊徹から強くなるための方法を教わるんですが、熊徹は熊徹で教え方がへたっぴで、上手に伝えることができなかったんです。
「いいからやれ!」
「やだよ!」

「なんでできないんだ!」
「教え方が下手なんだ!」

そんな風にはじめはね、いがみ合ってばっかりで、衝突を繰り返していたんですけれども、徐々にですね、お互いがお互いを信頼してい

ずっと修行を繰り返していき、九太が十七歳になった頃にはですね、すごいたくましく成長しており、強くなっていました。

ひとりぼっちの少年とひとりぼっちのバケモノ。
そんな二人が紡ぐ、親子の絆の物語です。

☆強くなるための方法

ということで、さっそく本題に入ろうと思うんですけれども、
今回は「強く賢くなるための方法」という話をしていこうと思います。

結論からいうと、ポイントは三つ。

まねること。
プライドを捨てること。
好奇心を持つこと。

九太はどんな風に強くなっていったかっていうと、はじめは熊徹の足の動きだけを観察して、そして自分でも同じステップが踏めるように努力していったんですよ。

弟子として家事を任されているわけですが、部屋の掃除をしながら、熊徹の足の動きを真似ていきます。

それを続けていたら、ある日、熊徹を背にした状態で、彼の足音を聞くだけで、今どんなステップを踏んでいるのか、分かるようになったんですね。

で、実際に熊徹とやりあうんですけれども、攻撃することはまだまだだけど、相手の次の足の動きを予測して、相手からの攻撃をかわすことができるようになったんですね。

その力っていうのは、熊徹にはないものだったんですよ。
つまり、足の動きの俊敏さだけいったら、九太が熊徹を越えたってことです。

そもそも、「学ぶ」っていう言葉は「まねぶ」という言葉に由来します。
つまり、何かを学ぼうとしたら、誰かを真似た方がいいよねってことだ僕は考えます。

次に、「プライドを捨てる」って話なんですけれども、これ結構大事だなと思っていて。

足の動きだけだったら師匠を越えることができた九太は、剣の使い方とかはまだ全然分からなかったから、「お願い!教えて!」っていう風に熊徹に頼み込むんです。

でね、その後で、熊徹は足の動きを九太に教わるようになるんですけれども、なんと失敗ばかり。これじゃだめだと思ったのか、熊徹は少し恥じらいながら「もっと分かりやすく教えろ」とぼそりと言うんですよね。。

「初めてだから」とか「師匠だから」とか、そういうフレーズは横に置いておいて、できる人に「教えて!」って頼み込む姿勢っていうのが大事だなと思いました。

「よく分からないけど、きっと一人でなんとかなる」って思って無駄に長い時間を費やしてしまうよりかは、変なプライドは捨てて、教えてくださいと頭を下げた方がいいよねってことです。

そして最後に、好奇心を持つことについてです。

九太は「強くなりたい」という思いがあって、修行を続けていきました。

また、物語後半では十七歳になった九太が人間の世界に戻って、槭という女子高生から勉強を教わるんですけれども、すごいきらきらした顔で、言葉や知識を覚えていったんですよ。

やっぱり、強くなるにしても、賢くなるにしても、自分が抱いた好奇心に基づいて頑張った方が絶対にいいんですよね。

「テストがあるから」とか「先生とか親がやれっていうから」とか、そういう外からの要因じゃなくて、学ぶべき理由を自分の中に見つけることが大事だと思います。

真似ること、プライドを捨てること、好奇心を持つこと。

この三つが強く賢くなるための方法かなと思いました。

こんな風に語っていますけれども、僕は変にプライドを持ってしまって誰かに訊くってことが苦手な質なので、これからは未熟な自分を受け止めて、「教えてください」とすぐに言えるような人になりたいなと思いました。

ということで今回は、【バケモノの子】という映画から考える「強く賢くなるための方法」というテーマで話していきました。

最後までお聞きくださりありがとうございます。
横山黎です。

◆Twitter
横山黎の物語@ReiMasterpiece
https://twitter.com/ReiMasterpiece?s=09

◆stand.fm
横山黎の物語https://stand.fm/channels/604f4870e6747bcbc8769a52

◆note
横山黎の物語
https://note.com/rei_masterpiece/n/n1e1410ef4402

#細田守
#バケモノの子
#竜とそばかすの姫
#サマーウォーズ

WACOCA: People, Life, Style.