“タイヤ泥棒”4往復ダッシュで被害30万円　「2人で運んだ方が早いのに…」役割分担に“違和感”　群馬・伊勢崎市

群馬・伊勢崎市の閑静な住宅街に1回、2回、3回、4回。
何かを両わきに抱えながら、何度もダッシュする人物の姿がカメラに捉えられていました。

狙われたのは車のタイヤ。
4往復ダッシュして盗み出すタイヤ泥棒。

防犯カメラは、“別の役割”を持つもう1人の姿を捉えていました。

午前3時ごろ、1台の車が駐車場に入ってきます。
直後、1人がトラックの陰からひょこっと顔を出し、こちらの様子をうかがっています。

人がいないことを確認すると、今度は2人で出てきました。

1人が注意深くゆっくりとこちらに近づき、タイヤ2本を両わきに抱え小走りで車まで戻っていきます。

1人が何度も2本のタイヤを抱え、往復ダッシュすること合計4回。
この映像を見た被害者は、犯行の様子に“違和感”があったといいます。

タイヤを盗まれた被害者：
2人で運んだ方が早いのに待機してましたから。

1人が何度もダッシュしてタイヤを運ぶ一方で、もう1人は車の前で待ち続けています。

これは2人の関係性なのか。
はたまた見張り役と実行役に分かれた、役割分担の作戦なのか。

警察によると伊勢崎市周辺では同様の被害が相次いでおり、窃盗事件として逃げた2人組の行方を追っています。

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