今度は種もみが足りない コメ高騰で増産を検討する農家に新たな難題【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年3月18日)
コメ価格の高騰で今年は育てるコメの量を増やすという農家も出ていますが、今度は種が足りないという問題に直面しています。
■コメ増産したくても種もみ不足
4月ごろから始まる種まきを前に、今年の豊作を願うコメ農家の関隆さん。これまでとは違う思いを感じていました。
関さん
「ずっとコメ余りが続いて、豊作になると価格が下がるので、必ずしも豊作になればいい状況ではなかった。複雑な気持ちでした。(今は)価格も期待できる。消費者もコメを待っている。今年のコメづくりは面白いな」
期待を膨らませ17日から始めたのは、種もみの消毒作業。コシヒカリなどの種もみを60℃のお湯で洗い流します。
相次ぐ寒波の影響で今も多くの雪が残っていますが…。
関さん
「昔から大雪に不作なし!今年はコメがとれるぞ~」
農家の中には、去年と比べて作るコメの量を大きく増やすところもあります。
株式会社花の米 黒川義治代表取締役社長
「もち米を作っていた部分を主食米に変えた。面積で言うと10町。主食米にチェンジしました」
「1町」とは、およそ1万平方メートル。去年まで主食米を30町、もち米を12町作っていましたが、今年はもち米の分の10町を主食米に変更しました。
これにより50トンほどコメの収量が増えることを期待しています。ただ、現場ではこんな事態も起きていました。
黒川社長
「種が少なくなってきているというのは正直あります。新潟県の主力米の『新之助』を増やしたいと要望したのですが、『種がない』と」
周りの農家も主食米の生産を増やそうとしていることから、種もみが足りない状況が起きているのです。
■今年の種もみはコメ不足前の去年のもの
種もみの受託生産量で日本一の富山県にある業者に聞きした。
JAとなみ野稲種センター 佐藤清信所長
「(今は)コシヒカリの方が米価がいいものですから、注文が殺到して品薄になったという状況だと思う」
しかも今年、種もみとして使われるのはコメ不足前に作られた去年のもの。ここまで種が必要になるとは想定されていませんでした。
佐藤所長
「コシヒカリの種としての残量が多くて、種をとる面積を減らしたので、それが追い打ちをかけて種が足りなくなった状況だと思う。かなりのキロ数で注文されても『もうない』ような状態。去年11月ぐらいからちょっと逼迫(ひっぱく)した状態でしたね」
(「グッド!モーニング」2025年3月18日放送分より)
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