深夜の釈明「会食のおみやげに…」石破総理“10万円商品券”配布問題 違法性は?【報道ステーション】(2025年3月14日)

石破総理が、当選1回の自民党議員15人に、会食の土産として10万円分の商品券を渡していた問題で、政権運営は厳しさを増しています。

石破総理は13日午後11時半ごろから、自らの口で説明しました。

石破総理
「夜分にすみません。私からでよろしいですか。3月3日、自民党所属の当選1回の衆院議員15名と会食をしたが、それに先立ち、出席議員の事務所に、商品券をお届けした。これは、会食のお土産代わりに、ご家族へのねぎらいなどの観点から、私自身の私費、ポケットマネーで用意したものです。これは、法律に抵触するものではございません。事実、その通りですが、大勢の皆様方に、いろいろとご心配おかけをし、いろいろな思いを持たせていることについては、大変、申し訳ないことだと思っています」
「(Q.これまでほかの会合などで商品券を配ったことは?)個々の会合ひとつひとつを詳しく記憶はしていませんが、『これでありがとう』という趣旨で、お渡しをしたことはあります」
「(Q.今回が初めてではない?)ではございません」

総理が一貫して強調したのは、違法なやりとりではないという点でした。

石破総理
「(Q.政治資金規正法は個人から政治家への寄付を禁止しているが、抵触しないと考えているか?)政治資金規正法第何条のどの趣旨をおっしゃっていますか。第何条のどの条文をおっしゃっていますか」
「(Q.21条2項に抵触するのでは?)ですので、そこのどこの部分ですか」
「(Q.『何人も公職候補者の政治活動に関して寄付をしてはならない』としているが?)これは政治活動ではありません。どこが政治活動というふうにおっしゃっておられますか」
「(Q.今回の会食は政治活動ではないのか?)ございません。本当に党総裁として、苦労をかけてすまなかったねと。政治活動とは関係のないものです」

問われたのは、今回の行為が政治資金規正法で定められた“政治活動に関する寄付の禁止”にあたるのかどうかです。

“政治活動”が何かというのは、実は、法律上、極めてあいまいです。「政治上の目的をもって行われる行為から『選挙運動』を除いたもの」という解釈が、公職選挙法でなされているだけで、それ以上の規定がないからです。

会食には、林官房長官をはじめ、橘・青木両官房副長官も同席していました。

林芳正官房長官
「(Q.総理が主催し、正副官房長官も出席する会合は政治活動ではないのか?)私や副長官はお声がけをいただいたので、“一自民党議員”として、参加した」

会食が行われた“場所”については、こう述べました。

林芳正官房長官
「(Q.維持・管理に多額の税金が使われている総理公邸で行われている?)総理公邸は、総理が日常生活を行う住まいであり、これまでも総理が個人として、会食を設けることは行われている。問題はないものと考えています」

予算委員会では、さっそく追及が集中しました。

立憲民主党 岸真紀子参院議員
「たとえポケットマネーから捻出したとしても、10万円という額、社会通念上のお土産の範疇を超えている。自民党という組織は、今回の総理のように、お土産という概念に10万円という高額なお金が飛び交う世界なのか」

石破総理
「もしもしできたらば、ハンカチでも買ってねと、お菓子でも買ってねという思いでしたが、その金額が一般の常識とかけ離れているというご指摘は、それは、大変、申し訳ございません。私自身の足らざるところでした」

日本維新の会 柳ケ瀬裕文参院議員
「1期生の皆さんを慰労していく。そして求心力を高めていく。この会に参加した1人の方は『さまざまな政策の話をした』と。政策について話し合う場、まさに政治活動じゃないか」

石破総理
「政治上の主義、あるいは施策を推進するということではなく、自分の失敗、自分の過ち、あるいは自分の教訓。そういうものをシェアするということは、政治活動とは異なると、私は理解している」

この夏に選挙を迎える身内からも、このような声が上がりました。

自民党 山下雄平参院議員
「国会議員との会食のたびに贈り物をされているのでしょうか。どうしてそんな高価なものを、そんなに大量に配ろうという発想になったのでしょうか」

石破総理
「総裁になる前から『まぁ実にケチだねえ』と。人付き合いが悪いというのが、私の定評。当選するのに爪で崖を登るような思いもしてきたし、みんな、そうだろうと。『本当にすまなかった』『ありがとう』という思い以外の何物でもございません」

商品券を配られた15人の新人議員は、どう感じたのでしょうか。当事者の1人は、取材に対し、こう話しました。

自民党 若山慎司衆院議員
「お気持ちだけでということで、これをお届けしたというか、お返しを申し上げたと」
「(Q.返還の理由は“お気持ちだけで”?)そうですね。食事の席でもありましたので、そういう場を持っていただいたのに、そのうえ何か、御礼を申し上げる立場なのにというところもありますから、特段、いただきものをするのは、そぐわないというか」

そのほかの議員からは、カメラの前での説明は聞けませんでした。一方で、ネット上での弁明は相次ぎました。

自民党 根本拓衆院議員のX
「届けられた物の中身が商品券のようだという話を聞き、懇親会の翌日に、開封しないままお返しいたしました」

自民党 大西洋平衆院議員のインスタグラム
「『お土産』としては高額であったことから、速やかに返却していた次第です」

自民党 大空幸星衆院議員のX
「私は懇親会の翌朝に中身を確認し、直ちに石破事務所に伺い、お返しいたしました」

ある出席議員によりますと、15人全員が、商品券を石破事務所に返したそうです。

党内からは、進退を迫る声すら公然と出ています。

自民党 青山繁晴参院議員
「違法の疑いがありますので、まず自ら省みられて、進退も含めて、決せられるべきだと思います。日本の総理のあり方として、自ら決すべきだと思います」

自民党 西田昌司参院議員
「けじめをつけてもらいたいと思います。予算が終わり次第」
「(Q.けじめとは?)退陣するという意味です」

◆政治資金に詳しい日本大学・岩井奉信名誉教授に聞きます。

岩井名誉教授は「商品券10万円分は、社会通念上、『お土産代』として認められないのでは」と疑問を呈しています。

また、石破総理は『政治活動に関する寄付ではない』としていますが、岩井名誉教授は「総裁が新人議員を呼んで食事を振る舞うことは、広い意味では『政治活動』と言わざるを得ない。商品券は『お土産代わりで寄付ではない』となると、ほかの政治献金も『お土産』名目なら収支報告書に記載する必要がなくなり、政治資金制度の根幹を揺るがしかねない」と指摘します。

今回の件の違法性について岩井名誉教授は「商品券を受け取った議員の政治団体、または政党支部が“石破茂氏個人からの献金”として収支報告書に記載すれば、違法性はない」といいます。ただ、石破総理については、「裏金問題が解決していないなか、こうした疑惑を招くこと自体、想像力とセンスがないと言わざるを得ない。『永田町の常識は世間の非常識』をまさに示した。すぐに返却した若手議員の方が世間の常識に近かった」とも指摘しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

12 Comments

  1. 落選させよう。自民党。潰そう。自民党。
    日本を沈没させた自民党。
    絶対に投票するな。

  2. ただ、自民党に言いたいのは石破が辞めたからって貴様らに投票する事はもうしない、という事。野党から出直すか、解党しなさい。