3月13日、ニューヨークのコロンビア大学で親パレスチナの抗議活動を主導したとして大学院生が逮捕されたことに抗議する人々が、マンハッタン中心部にあるトランプタワーの一部を占拠した。写真は、トランプタワー内でデモ隊を拘束する警察官ら。同日、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Jeenah Moon)
[13日 ロイター] – ニューヨークのコロンビア大学で親パレスチナの抗議活動を主導したとして大学院生が逮捕されたことに抗議する人々が13日、マンハッタン中心部にあるトランプタワーの一部を占拠した。
8日に逮捕された米国永住権(グリーンカード)を持つマフムード・カリル氏は現在、移民当局に拘束されている。
ニューヨーク市警察によると、少なくとも150人がトランプタワーに集まった。
ソーシャルメディア上の画像には「学生ではなくナチスと戦え」「マフムードさん、パレスチナを解放せよ」などというメッセージを掲げるデモ参加者の姿が写っていた。
映像からは参加者の一部が逮捕される様子がうかがえた。警察によると、98人が逮捕された。
この日のデモは、ユダヤ系反シオニスト団体「平和のためのユダヤ人の声」が実施。同団体は「このファシスト政権がパレスチナ人や、米国の資金提供によるイスラエル政府のパレスチナ人虐殺の終結を求める全ての人々を犯罪者として扱おうとするのを黙って見過ごすつもりはない」とXに投稿した。
市当局によると、負傷者はおらず、デモ参加者は全員建物から退去した。
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