南海トラフ地震で沖縄に3mから5mの津波予測 沖縄気象台

2025年3月3日(月)放送回

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄気象台はこのほど開いた定例説明会で、

南海トラフ地震が発生した場合の津波は、

県内で最も早くて南大東島に50分弱で到達すると説明しました。

沖縄の最大クラスの津波の高さは3メートルから5メートルとなっています。

気象庁の予測によりますと、

本島北部に60分程度、

宮古島地方に90分程度、

石垣島地方に100分程度で津波が到達します。

本島、宮古、八重山地方には津波警報が発表される想定となっています。

南海トラフ地震は駿河湾から日向灘沖までの

プレート境界を震源とする大規模地震を指します。

プレート境界では、およそ100年から150年間隔で

繰り返し大規模地震が発生しており、

前回の地震発生からおよそ80年が経過した現在、

次回の大規模地震がいつ起きてもおかしくないといわれており、

30年以内に発生する確率は80%とされています。

内閣府が県内の防災対策推進地域としているのは、

名護、糸満、豊見城、うるま、宮古島、南城、国頭、東、

与那原、渡嘉敷、座間味、南大東、北大東、

伊平屋、八重瀬、多良間の16市町村です。

沖縄気象台の担当者は

「南海トラフ地震は明日起きてもおかしくない。

日々の備えが大事だ」と話しました。

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