米国株式市場=S&P・ナスダック反発、CPI鈍化受け 関税懸念は重し

米国株式市場はS&P総合500種が反発して取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 12日 ロイター] – 米国株式市場はS&P総合500種(.SPX), opens new tabが反発して取引を終えた。インフレ指標が予想以上に鈍化したことで、このところの下げに歯止めがかかった。ただ、関税合戦の激化を巡る懸念が上値を抑制した。ハイテク関連株への買いを受け、ナスダック総合(.IXIC), opens new tabは1%超上昇。ダウ工業株30種(.DJI), opens new tabはプラス圏とマイナス圏を行き来する展開となり、小幅に続落して取引を終えた。米労働省が12日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.8%上昇した。伸びは1月の3.0%から鈍化し、市場予想の2.9%を下回った。インフレが正しい方向に向かっていることが示され、米連邦準備理事会(FRB)の年内追加利下げへの期待が維持された。 もっと見る

AXSインベストメンツのグレッグ・バサック最高経営責任者(CEO)は「きょうは予想を下回るインフレ指標や安値拾いの買いによって上昇した」としつつ、市場はなお方向感を探っていると指摘。「インフレ鈍化に対する投資家の期待感は、進行中の貿易戦争によって抑制されている」とし、「3月の大半は不確実性やボラティリティーが続く」との見方を示した。

トランプ米政権は12日、貿易相手国に対する25%の鉄鋼・アルミニウム関税を発動した。これを受け、欧州連合(EU)とカナダは米国からの輸入品に対する報復関税を発表した。 もっと見る

S&P500は12日終値の時点で、先月に付けた終値での最高値からの下落率が8.9%となった。

主要11業種では情報技術(.SPLRCT), opens new tabが上げを主導。主要消費財(.SPLRCS), opens new tabやヘルスケア(.SPXHC), opens new tabは下落した。半導体大手インテル(INTC.O), opens new tabは4.6%上昇。半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)(2330.TW), opens new tabがエヌビディア(NVDA.O), opens new tabやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)(AMD.O), opens new tab、ブロードコム(AVGO.O), opens new tabに対し、インテルの工場を運営する合弁会社への出資を持ちかけたと伝わった。 もっと見る

飲料・食品大手ペプシコは2.7%安。ジェフリーズが投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げた。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.15対1の比率で上回った。ナスダックでも1.45対1の比率で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は161億4000万株。直近20営業日の平均は165億9000万株。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場

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