「3.11防災花火」夜空彩る ピクトグラムで「避難場所」伝える 特設サイトで確認可能【グッド!モーニング】(2025年3月12日)
夜空いっぱいに打ち上がる花火。東日本大震災から14年となった11日、都内で打ち上げられた花火には、未来の防災への思いも込められていました。
■ピクトグラムで「避難場所」
11日、神宮外苑で打ち上げられたおよそ200発の花火。東日本大震災の犠牲者を追悼するとともに、「避難場所」を見た人に伝えています。
今回のイベントのために、花火師が仕込んでいた特別な花火があります。ピクトグラムのように、火薬を並べていきます。
この花火は、打ち上がると非常口マークのように見えます。
今回の花火大会の打ち上げ場所は3カ所。明治神宮外苑と都立駒場高校、川崎市の多摩川河川敷です。
それぞれ地震や火災が起きた時の「避難場所」に指定されていて、周辺2キロ圏内で被災した際、まず目指す場所になります。
花火大会の主催者は「打ち上げ場所から花火がきれいに見える距離」の目安と、避難場所の設置距離がいずれも2キロ以内であることに注目しました。
花火を見ながら、最寄りの避難場所についても知ることができ、将来の災害を意識することができるのです。
防災花火を手がけた
珠屋 渕田昭太郎さん
「避難場所から上がる花火そのものが避難場所のマークになっているのは、見た人にとっても記憶に残るだろうし、意味のある花火になるのかなと。『ここが避難場所だよ』とか少しでも見て、話題となって出てくるのであれば、一番うれしいなと思います」
■特設サイトで確認可能
11日に打ち上げられた「避難場所」を示すピクトグラムの花火を見た人はこう話します。
10代
「自分がいる場所が避難場所からどれだけ離れているのかが、より多くの人に共有されるのは、防災意識高めるためにとてもいいことだと思う。また来年もやってほしい」
インターネット上に特設サイトもオープンしました。
自宅周辺の避難場所を検索できるほか、避難場所と避難所、在宅避難の違いなど、災害状況に応じた適切な避難方法を学ぶことができます。
(「グッド!モーニング」2025年3月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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並べてんの可愛い