チェリストの矢吹薫(浅野温子)は3年前の結婚式当日に交通事故で亡くなった婚約者・真壁を忘れられずにいた。星野達郎(武田鉄矢)は冴えないサラリーマンで、99回も見合いを断られ、半ば結婚をあきらめていた。
母親に強く見合いを勧められた薫は、妹の千恵(田中律子)にも後押しされ、不本意ながらお見合いをするが、現れたのは達郎だった。達郎は薫の曖昧な返事を聞いて脈ありと思い込み、弟の純平(江口洋介)とはしゃぐが、薫は電話で断りを伝えてくる。
達郎はそれにくじけずに、リハーサルを終えた薫の元に駆けつけ、千恵に教えられた「50年後の君を今と変わらず愛してる」の言葉を叫ぶ。真壁と同じプロポーズの言葉をかけられた薫は心揺さぶられ、達郎と会うようになる。

薫は達郎に「人を好きになって失うのが怖い」と泣きながら打ち明ける。達郎はトラックの前に飛び出し、「僕は死にましぇん‼あなたが好きだから僕は死にましぇん‼僕が幸せにします‼」と叫びプロポーズする。

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