マイクロソフトが独自のAI推論モデル開発、オープンAIと競合=報道

 米マイクロソフトは独自の人工知能(AI)推論モデルの開発を進めている。年内にアプリケーション・プログラミング・インターフェースとしてリリースすることを検討しており、実現すれば外部の開発者が自前のアプリに組み込むことが可能となる。米メディア「ジ・インフォメーション」が7日、事情に詳しい関係者の話として伝えた。写真はマイクロソフトのロゴ。2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[7日 ロイター] – 米マイクロソフト(MSFT.O), opens new tabは独自の人工知能(AI)推論モデルの開発を進めている。年内にアプリケーション・プログラミング・インターフェースとしてリリースすることを検討しており、実現すれば外部の開発者が自前のアプリに組み込むことが可能となる。米メディア「ジ・インフォメーション」が7日、事情に詳しい関係者の話として伝えた。

新モデルは、マイクロソフトが出資する新興企業オープンAIの製品と競合する可能性がある。

報道によると、ムスタファ・スレイマン氏が率いるマイクロソフトのAI部門は、社内で「MAI」と名付けられた一連の新モデルの学習をこれまでに完了した。

性能面では、業界標準となっているオープンAIとアンソロピックの最先端モデルにほぼ引けを取らないとされる。また、複雑な問題の解決に際して即座に推論して回答できる性能を備えており、これはオープンAIの製品と直接競合する。

マイクロソフトは既にAIを用いた主力製品「365コパイロット」で、オープンAIのモデルの代わりに新モデルを採用する実験に入っているという。

ロイターは昨年12月、365コパイロットの駆動目的で社内およびオープンAI以外のAIモデルを追加したと報じていた。

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