米アップル「Siri」、AI機能改良は26年にずれ込み

 3月7日、米アップルは、音声アシスタント「Siri(シリ)」の人工知能(AI)機能の部分的な改良が2026年にずれ込むとの見通しを明らかにした。写真はアップルのロゴのそばを歩く人々。米ニューヨークにあるアップルストアで2018年8月撮影(2025 ロイター/Lucas Jackson)

[7日 ロイター] – 米アップル(AAPL.O), opens new tabは7日、音声アシスタント「Siri(シリ)」の人工知能(AI)機能の部分的な改良が2026年にずれ込むとの見通しを明らかにした。従来は25年中に達成する計画だった。

アップルは声明で「シリのパーソナライズ化を強化すべく開発に取り組んでおり、個々人のコンテキストに対する認識を深め、アプリそのものや複数のアプリを横断する形でのアクションの実現を目指している。しかしこうした機能の提供には当初の見通しよりも時間がかかることが判明した」と説明した。計画に遅れが生じた具体的な理由には言及しなかった。

アップルは昨年、電子メールのリライト機能などを備えた生成AIサービス「アップルインテリジェンス」の導入を発表した。

アップルと競合する企業の間でも音声アシスタントサービスにAI機能を盛り込む動きが相次いでおり、アルファベット(GOOGL.O), opens new tab傘下のグーグルは昨年、音声アシスタントに生成AIモデル「Gemini(ジェミニ)」を導入した。

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