【対ロで金融制裁を米検討】融和姿勢も牽制“支援再開と和平交渉”トランプ氏の次策は【日曜スクープ】(2025年3月9日)
トランプ米大統領は3月3日、ウクライナのゼレンスキー大統領が、「ロシアとの戦争終結に向けた合意は非常に遠い」と述べたことについて言及し、自身のSNSで「最悪の発言だ。米国はこれ以上我慢しない」と批判した。トランプ氏は「私が言っていたとおり、米国の後ろ盾がある限り、この男は和平を望んでいない」とも述べ、ウクライナに対するすべての軍事支援の一時停止を発表した。両国首脳は2月28日に行われたホワイトハウスでの会談で、記者団を前に激しい口論を繰り広げ、予定していたウクライナの鉱物資源を巡る協定の署名を見送っていた。
ゼレンスキー氏は3月4日、「トランプ大統領の強力な指導力の下で、永続的な平和を実現するために、協力する用意がある」と投稿し、停戦交渉に対する意欲を示した。これに対して、トランプ氏は4日の施政方針演説で、ゼレンスキー氏から鉱物資源協定の締結とロシアとの停戦交渉に応じる姿勢を表した書簡を受け取ったことを明らかにし、謝意を示した。ウォルツ米大統領補佐官は5日、ウクライナのイェルマーク大統領府長官と電話会談した。和平と安全保障に関する協議再開のために、両国当局者が間もなく協議することを双方で確認した。米国とウクライナの高官協議は11日に、中東サウジアラビアで開催される見通しとなった。
トランプ氏は3月3日、ウクライナに軍事支援の一時停止を強行した。ロシア側がこの機に攻勢をかける見方が強く、戦局を左右する可能性が指摘される。米国はこれまで、ロシアの弾道ミサイルを撃墜する地対空誘導弾「パトリオット」のほか、高機動ロケット砲システム「ATACMS」を供与している。また、ロシアのミサイル発射、攻撃の際に必要な標的データなどの軍事情報をウクライナに共有している。米CNNは4日、米国がウクライナに供与を停止したパトリオットの弾薬が、近く底をつく可能性が出ていることを報じた。また、CNNは7日、米国がウクライナへの軍事支援を停止して以降、ロシアは大規模空爆を実施し、巡航ミサイル約70発、ドローン約200機で、インフラ施設を中心に攻撃をかけた。中東カタールのニュース専門局「アルジャジーラ」は6日、ウクライナ軍指揮官の情報として、「ウクライナ東部から南部の約1300キロの前線沿い配備されている部隊が、諜報活動の約90%を米国の情報取集に依存している」と報じた。
米国によるウクライナへの軍事支援の一時停止を巡る報道を受けて、ロシアのペスコフ大統領報道官は4日、「真実ならば、ゼレンスキー政権に和平プロセスへの関与を促す決定となるだろう」と述べた。また、ラブロフ外相は6日、「欧米諸国の情報支援がなければ、ウクライナはロシア領土をミサイル攻撃できないと、プーチン大統領は何度も述べてきた。ロシアの主張が認められたものだ」と米国を評価した。米中央情報局(CIA)のラトクリフ長官は6日、「軍事面でも情報面においても、この一時停止が解除され、我々はウクライナと肩を並べて、仕事をすることになるだろう」と述べ、支援再開の見通しを示した。米ブルームバーグは7日、政府高官の話として、鉱物資源の協定署名で、支援再開に至るかは不明であると報じた。
トランプ氏は3月7日、自身のSNSで、ウクライナへの攻撃を続けるロシアに対し、停戦と平和に関する和解協定が締結されるまで、金融制裁や関税措置の発動を検討していることを明らかにした。融和的な姿勢をロシアに向けてきたが、トランプ氏が訴える早期停戦に向けて強く牽制する狙いがあるとみられる。一方、英ロイター通信は6日、複数の関係筋の情報として、トランプ政権が、ロシアとの紛争から逃れたウクライナ人約24万人の一時的な在留資格の取り消しを検討していることを伝えた。早ければ、4月にも実施される。トランプ氏は6日、「われわれは誰かを傷つけようとしているわけではないし、彼らを傷つけようとしているわけでもない。それが適切だと考える人もいれば、そうでない人もいる。近いうちに決定を下すつもりだ」と述べた。
★ゲスト:峯村健司(キヤノングローバル戦略研究所)、山添博史(防衛省防衛研究所)
★アンカー:杉田弘毅(ジャーナリスト/元共同通信論説委員長)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
20 Comments
トランプ、世界的なトラブルメーカー
ここもメディアに騙されてる人間ばかりだな🤣
トッド氏が言うてた通りやな 米国がプーチンに負ける😮😮😮
売電が戦争ビジネス屋と結託し、露西亜を挑発し戦争に至らしめた。売電は多額の援助金を還流させて不正蓄財。この構造を維持すべく売電がウクライナ支援を行い米国民の税金を費やしたので、寅大統領は合法的に取り戻そうとレアアース共同事業を考えたが、ゼレンは調印を拒否する卓袱台返し。背景には英国スターマーがレアアース事業の横取りする密約をゼレンと交わしていた。この真相報道をせず、トランプ批判に終始する愚かさ。視聴者も他のメディアから最新情報を入手しないと「情弱者」から脱皮できない。
「震災で現地に行って取引(ディール)を持ちかける」と同じ。トランプのやった事に世界がドン引きした。
中国は思った、これはイケると。日本・台湾は思った、第三次世界大戦はアジアから本格的に起きそうだ。歴史を紐解くと、二次世界大戦初期にヒトラー(プー氏)と取引したスターリン(トラ氏)と全く同じだ。で、ウクライナの隣の某国が分割されたのだから、歴史を知るEUは超激おこ。米国の失われた信用を取戻すには、今までの4倍から8倍は支援しないとね。
トランプ大統領は根っからのビジネスマンだから、ウクライナに巨額の支援をし続けて何の見返りもない事に不満なのでしょう。
お前ら ウクライナに応援しに行けや早く行かないとロシアに負けるよ
このメディアも、どこのメディアも、いかに、ウクライナが戦争継続出来る可能性が残っているように印象操作している。戦争継続の支援する事で停戦交渉出来るって?逆だよ!これって、ここまで偏っていると言うか、大嘘ついてまで話を作るのか?日本のウクライナ支援と関係しているんじゃないか?利権がある?
専門家も色々発信してるけど、何が正解で何が真実なのかもう分らない
冷戦の起源について書かれたものを読んだのですが、当時のソ連は南方への領土拡大や地中海への入り口を開こうと行動を始めた。
終戦が近づくとソ連はイラン北部編入を企図して親ソ勢力支援。
ボスポラス・ダーダネルス海峡のトルコ管理を不服に思い、ブルガリアに侵攻してトルコを威嚇。
(この結果トルコは自国に対峙する位置にあるキプロス島の北部を得ようとしたのでしょうか?)
ラテンアメリカでの破壊活動もあったそうです。
今回ロシアの停戦条件はウクライナの主要部をほぼ要求して屈服させることですね? また、
トルコ・シリアを通してイスラエルを威嚇し、イスラエルにシリアのかつての軍事基地へのロシア軍駐留を求めさせるなど、やはり地中海への勢力拡大を狙っています。一貫しているように見えます。
アメリカは脅されているのでしょう。
世界は、正義で歴史が、作られたわけではありません。
支援と関税のカードは使えませんでしたとさ
侵略者を許してはならない
首脳会談を避けて高官級で話をまとめるしかない
国連は、人道で世界平和を考えているのに、アメリカは、コストと金の強欲さで、歪ませている。悪魔の戦争であり、悪魔の平和である。人道と正義の力が、ゼロが戦争!狂気が戦争!だ
コメントエリアでは日本人一人一人が正義感を持っているので、日本人はウクライナを後押ししましょう
日米安保がどのくらいアメリカにメリットがあるのか確認する必要があるとか言って条約破棄してきそう…そしたら中国が台湾日本、東アジアに侵攻してくるのが目にみえる…
ゼレンスキーさん日本には金だけ貰って感謝してないってよ…
ほんと日本人は都合よく使われるな…
ロシアと中国からしたら笑いが止まらないだろう。米国自滅して反米国増やしてくれてるんだから
24時間以内に戦争を終結させる❗️大口叩いておいて結局コレw