新型コロナウイルスワクチン 接種率低迷

2025年2月26日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

新型コロナウイルスワクチンの
定期接種の期限が迫る中

接種率が低迷していることがこのほど、

琉球新報の取材で分かりました。

1月末現在で宮古島市が1・4%

石垣市が2・5%と著しく低く

自己負担をなくした恩納村でも

23・2%にとどまっています。

県感染症対策課によりますと、

全県での接種率は
去年12月末現在で10・9%で、

感染拡大時の重症患者増加の    

懸念が高まっています。

定期接種の対象は、重症化のリスクが高い

65歳以上の高齢者と

60歳から64歳の基礎疾患のある人です。

去年10月1日から始まり

2月末までが18市町村

3月末までが14市町村となっています。

県内の新型コロナによる年間死亡数は

おととしが395人、去年が9月までで348人で

年間死亡数が40人前後のインフルエンザと

比べるとおよそ10倍になります。

自己負担が初めて必要となり、

負担額は大半の市町村が1000円から

3000円となっています.

県立中部病院感染症内科 地域ケア科の

高山義浩医師は

「ワクチンを最新の状態に保つことは、

特にハイリスクの高齢者にとって入院や

重症化、死亡を防ぐ上で大切」と指摘し

かかりつけ医の声かけや市町村による啓発で

地域全体の予防意識が

高まることに期待しています。

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