サッカーの女子W杯優勝メンバーで、元女子日本代表「なでしこジャパン」のFW永里優季(中央)が日本時間4日、現役引退を表明した。米テキサス州ヒューストンで2024年11月撮影(2025年 ロイター/USA TODAY Sports)
[4日 ロイター] – サッカーの女子ワールドカップ(W杯)優勝メンバーで、元女子日本代表「なでしこジャパン」のFW永里優季(37)が4日、現役引退を表明した。
永里は今回の決断について「プロサッカー選手としてのキャリアに区切りをつけることに決めた。初めてボールを蹴った日から30年間、サッカーは私の人生そのものだった。サッカーを追い求め、自分自身に挑戦し、勝利と敗戦を通じて成長してきた。常に楽な道のりだったわけではないが、全ての瞬間に意味があった」と語った。
そして「引退は簡単な決断ではなかったが、新たな挑戦が楽しみ。これからもサッカーに関わり続け、このスポーツの成長に貢献できる新たな方法を見つけていく。心からの感謝を込めて、ありがとう」と今後についても言及した。
また、自身の公式サイトで「何一つとして後悔はない。最高のサッカー人生だった。このステージでプレーする気力を完全に使い果たした。プレーする情熱やエネルギーが尽きたことを自分自身が納得できる形で受け入れることができ、サッカー人生の中でどんな環境でも戦い続け、挑戦し続けてきた過程で、ようやく自分が求めていたものに辿り着き、もう十分やり切ったとやっと思えることができた」と心境を明かしている。
2002年にプロキャリアをスタートさせた永里は、11年W杯でなでしこジャパンの初優勝に貢献し、キャリアを通じて12のタイトルを獲得。20年には神奈川県リーグの男子チーム「はやぶさイレブン」に所属し、クラブ史上初の女子選手として新たな歴史を作った。
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