テスラ時価総額1兆ドル割れ、欧州販売急減で マスク氏巡る懸念も

米電気自動車(EV)大手テスラの株価が25日の取引で8%超下落し、時価総額が昨年11月以来初めて1兆ドルを割り込んだ。写真は2024年10月、フランスのパリで撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)

[25日 ロイター] – 米電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabの株価が25日の取引で8%超下落し、時価総額が昨年11月以来初めて1兆ドルを割り込んだ。1月の欧州販売台数が落ち込んだことが響いた。

欧州自動車工業会(ACEA)の発表によると、テスラの1月の販売台数は45%減少。一方、EV全体では37%増加した。

テスラの株価は約8.4%安の302.80ドルで取引を終え、時価総額は約9740億ドルとなった。

投資家の間では、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がトランプ大統領の意向で連邦政府の抜本的縮小を監督する中、テスラ経営から注意が分散したり、一部消費者の間で同社のブランドイメージが損なわれるのではないかとの懸念も高まっている。

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San Francisco correspondent covering the stock market with a focus on Big Tech, semiconductors and other Silicon Valley companies

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