カナダ出身の人気歌手が2月20日、アメリカ・ボストンで開催されたNHLの4カ国対抗の決勝戦で、カナダ国歌の歌詞を変えて歌い、トランプ大統領への不快感を示した。
クレヴィアジックさんはこの行動について、意図的なものとカナダの公共放送CBCの取材に認めている。アメリカのトランプ大統領が「カナダはアメリカの51番目の州になるべき」とする発言を繰り返していることに対する抵抗だったという。
クレヴィアジックさんは21日、歌詞を変えることに決めた思いについて自身のInstagramで説明した。
「大変異常で、重大な結果を招きかねないこの時に、立ち上がり、声をあげ、自分たちを守らねばならないと心から思っています。いや、いかなる権力乱用に対しても自分たちの怒りを隠さずに表明すべきです」と語り、「カナダはウクライナと同様に主権国家です。他国とはちがった文化を持ち、カナダならではの価値観でつながっています。カナダの人たちは思いやりがあり、親切で、強い」としている。
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