米中古住宅販売、1月は4.9%減の408万戸 4カ月ぶりマイナス

全米リアルター協会(NAR)が21日に発表した1月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.9%減の408万戸となった。2020年2月撮影(2025年 ロイター/Lucas Jackson)

[ワシントン 21日 ロイター] – 全米リアルター協会(NAR)が21日に発表した1月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比4.9%減の408万戸となった。減少は4カ月ぶり。住宅ローン金利と住宅価格の高騰を背景に、需要が低迷した。

ロイターがまとめた市場予想は412万戸。前年同月比は2.0%増だった。

トランプ政権が掲げる関税措置により、木材などの建材コストが上昇する懸念が出る中、住宅不足の解消に向けた建設業者の取り組みが一層困難になる可能性がある。

キャピタル・エコノミクスの北米担当エコノミスト、ブラッドリー・サンダース氏は、 金利が高止まりしていることなどを踏まえると、販売低迷は向こう数カ月は続くとの見通しを示した。

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が公表したデータによると、30年固定住宅ローンの平均金利は2024年12月最終週は6.85%と、10月末の6.72%から上昇した。今回のデータは、11月と12月に締結された契約を反映している可能性が高い。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「連邦準備理事会(FRB)による複数回の利下げにもかかわらず、住宅ローン金利は数カ月間にわたり変動していない」と指摘。住宅価格の高騰と相まって、住宅の購入しやすさは依然として大きな課題となっていると述べた。

1月の中古住宅在庫は前月比3.5%増の118万戸。前年同月比は16.8%増だった。

中古住宅の中央値価格は前年同月比4.8%上昇し、39万6900ドル。

販売ペースに基づく在庫の消化期間は3.5カ月。前年同月は3.0カ月だった。健全な需給バランスは4─7カ月とされている。

住宅が市場に出ていた期間は41日と、20年1月以来最長となった。前年同月は36日だった。

初回住宅購入者の割合は28%と、前年同月と変わらず。

現金のみによる販売の割合は29%で、前年同月の32%から低下。投げ売り物件などは3%と、近年の水準である2%前後から上昇傾向にある。

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