日本の元首相含むグループ、テスラによる日産自への投資計画を策定=FT

日本の元首相を含むグループが米テスラによる日産自動車への出資計画を策定したと、英紙フィナンシャル・タイムズが2月21日報じた。写真はイーロン・マスク氏のシルエットイメージとテスラのロゴ。2022年12月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[21日 ロイター] – 日本の菅義偉元首相を含むグループが米テスラ(TSLA.O), opens new tabによる日産自動車(7201.T), opens new tabへの出資計画を策定したと、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が21日報じた。

FTは関係筋の話として、テスラの元社外取締役、水野弘道氏が中心のグループによる提案は菅元首相と菅政権で補佐官だった和泉洋人氏が支持していると報じた。

テスラは日産の米国工場取得を望んでいるとみられているため、グループはテスラが戦略的投資家になることを期待しているという。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はXでFTの報道をシェアしたユーザーに、「テスラの工場は製品だ。『サイバーキャブ』の生産ラインは自動車業界では他に類を見ないものだ」と返信した。

マスク氏は昨年、自動運転タクシー用のEVであるサイバーキャブを発表した。ハンドルやペダルがなく、カメラと人工知能(AI)により自動運転を行う。同氏はこれまでにサイバーキャブの生産を2026年に開始すると述べている。

菅氏の事務所は、テスラの日産への投資計画について認識していないと述べた。

水野氏はⅩに投稿し、報道された内容に「全く関与していない」とし、テスラ工場のユニークな設計を考えると日産の工場に関心があるか疑問との見方を示した。

日産は報道についてコメントを控えた。テスラはコメント要請に応じていない。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.