弟は日本軍のパイロットとして戦死…「日系二世アメリカ兵」の知られざる苦悩 #きおくをつなごう #戦争の記憶|TBS NEWS DIG

太平洋戦争では、「日系二世」と呼ばれた若者たちがアメリカ兵に志願。自身のルーツである日本と対峙する運命をたどりました。元日系アメリカ兵の証言です。

日系二世元アメリカ兵 ダン・オカさん
「私の任務は日本の軍需産業に関する膨大な資料を翻訳することでした」

戦時中、日本の軍事資料を英語に翻訳していたと明かすダン・オカさん(当時79)。日本人の両親を持つ日系二世元アメリカ兵です。

明治から大正にかけ、労働移民として日本からアメリカ本土やハワイに渡った日系一世とその子どもたち二世。太平洋戦争が始まると、ルーツが日本という理由だけで「敵性外国人」と見なされ、12万人以上が収容所に送り込まれました。

日系二世を長年取材してきた仙台市の写真家・宍戸清孝さん。「汚名を晴らすため」二世たちはアメリカ兵に志願し、戦地に向かったと話します。

日系二世を取材してきた宍戸清孝さん
「日本人のスパイ、日本国のスパイ、違う。私たちはアメリカで生まれたアメリカ国民だと。それを戦争を通して証明する悲惨さ」

多くの日系二世兵士がヨーロッパに派兵される一方、日本語が堪能だった若者たちは翻訳や通訳などの任務を通して、自身のルーツである日本と対峙する運命をたどったのです。

ダンさんも翻訳を通して、日本の軍需工場の位置を特定。アメリカの爆撃司令部に渡していたといいますが、自問自答していたと語っています。

日系二世元アメリカ兵 ダン・オカさん
「私たちは軍需工場の位置を特定していました。しかし、軍は日本の都市を平らになるほど爆撃しました。自分たちの努力は、いったい何のためだったんだろうと思っています」

さらにダンさん自身はアメリカ兵として従軍する一方、実の弟・タケオさんは日本で徴兵され、太平洋のテニアン島付近で戦死したと言います。

元日系アメリカ兵士 ダン・オカさん
「弟は日本軍のパイロットになり“神風特攻隊”として訓練されていたのです。弟は1944年12月24日に戦死しました」

ダンさんは戦後、精神の病と結核を患い、7年にわたり入院を余儀なくされました。

日本とアメリカの狭間で揺れ動きながら戦争を生き延びた日系二世たち。

日系二世元アメリカ兵 ダン・オカさん
「私たち全員が戦争が二度と起こらないよう懸命に働くべきです。全ての日系アメリカ人は自分たちの伝統を誇りに思い、そして、今の場所をより良くするため、地域社会で働くべきだと思います」

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/

▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1

▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://www.tbs.co.jp/news_sp/tbs-insiders.html

▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://www.tbs.co.jp/news_sp/toukou.html

#ニュース #news #TBS #newsdig

WACOCA: People, Life, Style.