米連邦航空局、解雇人数は400人弱 管制官含まれず=運輸長官

2月17日、ダフィー米運輸長官(写真)は相次ぐ航空機事故を受けて航空交通の安全性に疑問の声が上がる中、連邦航空局(FAA)が職員4万5000人のうち400人弱を解雇したと明らかにした。昨年12月撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[ワシントン 17日 ロイター] – ダフィー米運輸長官は17日、相次ぐ航空機事故を受けて航空交通の安全性に疑問の声が上がる中、連邦航空局(FAA)が職員4万5000人のうち400人弱を解雇したと明らかにした。

ダフィー氏は、トランプ政権の運輸省に批判的な前任者ピート・ブティジェッジ氏の投稿に応えて、解雇された人数をXに投稿。

「解雇されたのは400人足らずで、全員が試用期間中、つまり採用から1年未満だった。航空管制官や重要な安全担当者は解雇されなかった」と述べた。

トランプ政権は当初、航空管制官も早期退職プログラムの対象としていたが、その後に対象にならないと発表。運輸保安局(TSA)職員を含む他の安全担当職員も対象外とした。

FAAでは人員の目標水準に対して管制官が約3500人不足している。

FAAの労働組合は17日、整備士、航空情報スペシャリスト、航空安全アシスタント、管理・プログラムアシスタントを含む300人弱の組合員が解雇されたとの見方を示した。

労組の広報担当者は「これらは公共の安全を支えるために不可欠な職種だ」と語った。

FAAと運輸省は、解雇された職員の職種や解雇理由については明らかにしていない。

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Valerie Volcovici covers U.S. climate and energy policy from Washington, DC. She is focused on climate and environmental regulations at federal agencies and in Congress and how the energy transition is transforming the United States. Other areas of coverage include her award-winning reporting plastic pollution and the ins and outs of global climate diplomacy and United Nations climate negotiations.

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