EU、ウクライナ和平協議に関与─米国務長官=伊外相

米国のルビオ国務長官(写真)はフランス、英国、イタリア、ドイツの4カ国の外相に対し、ウクライナ戦争に関する協議に欧州連合(EU)が関与すると伝えた。1月撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)

[ミラノ 18日 ロイター] – 米国のルビオ国務長官はフランス、英国、イタリア、ドイツの4カ国の外相に対し、ウクライナ戦争に関する協議に欧州連合(EU)が関与すると伝えた。イタリアのタヤーニ外相が18日、明らかにした。

タヤーニ外相によると、ルビオ長官はロシアのラブロフ外相らとの会合後に、欧州の関係閣僚のほか、EUの外相に当たるカラス外交安全保障上級代表と電話会談を実施。「ルビオ氏は極めて明確だった。欧州も対ロシア制裁を発動させているが、制裁を巡る問題が協議で取り上げられ、制裁を実施している当事者が協議に参加しない限り、交渉は成立しないため、欧州が協議に関与する理由は明白だ」と述べた。

米国とロシアはこの日、サウジアラビアの首都リヤドでウクライナの停戦などを協議する高官会合を開き、ロシア・ウクライナ戦争の終結への道筋を模索することで合意。米国からルビオ長官のほか、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)、ウィトコフ中東特使が出席、ロシアからはラブロフ外相、ウシャコフ大統領府外交政策顧問らが出席した。 もっと見る

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