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「Windows Terminal」の開発者と協力して、「WinGet」パッケージをインストールする機能が「PowerToys」で開発中

 先日、「PowerToys」にメディアファイルのフォーマット変換が追加されるかもという話題をお伝えしましたが、「PowerToys」で進行中のプロジェクトはこれだけではない模様。「Windows Terminal」の開発者と協力して、「WinGet」パッケージをインストールする機能が開発中なのだそうです。

Reunited with the Windows Terminal devs and we’re cooking up something new. Here’s a sneak peek of installing a winget package through a new utility coming soon to PowerToys:

P.S. this is live working code, courtesy of@zadjii😉pic.twitter.com/HnzQeZNHpm

— Kayla Cinnamon ☕ (@cinnamon_msft)February 13, 2025

 「WinGet」は、簡単に言ってしまうとコマンドラインでWindowsアプリをインストールできるツールです。たとえば「PowerToys」であれば、「コマンド プロンプト」などに以下のコマンドを入力して[Enter]キーを押すだけでOK。

winget install –id Microsoft.PowerToys –source winget

 OSをクリーンインストールしたあとに、いつも使うツールをスクリプトで一括セットアップしたいといった場合に便利です。似たツールに「Chocolatey」があり、以前にもそれを使ってOSの環境構築を行う方法を紹介しました。

 とはいえ、コマンドラインは使い慣れていなくて不安という方も少なくないでしょう。かといって、わざわざ「WingetUI」のようなGUIツールを導入するのも、「WinGet」の利点をスポイルしている印象が否めません。

 その点、現在開発中の機能はコマンドランチャー「PowerToys Run」を拡張するようで、[Alt]+[Space]キーで簡単に呼び出せます。パッケージを検索する際は、その詳細情報がサイドパネルへビジュアルに表示されるほか、ダウンロードとインストールの進捗もプログレスバーなどでちゃんと示されるようで、白黒のコンソール画面が苦手な方にも親しみやすいのではないでしょうか(できれば、パッケージの説明が自然な日本語に翻訳されているといいんですが!)。

パッケージを検索する際は、その詳細情報がサイドパネルへビジュアルに表示されるほか、ダウンロードとインストールの進捗もプログレスバーなどでちゃんと示されるようだ

 安定版への導入が楽しみです!

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