ハマス、ガザ停戦合意の崩壊望まず 脅しは役に立たない=報道官

 パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの報道官は13日、イスラエルとの停戦合意が崩壊するのは望んでいないと述べた。写真はガザ北部。イスラエル側から12日撮影(2025年 ロイター/Amir Cohen)

[カイロ/ドバイ 13日 ロイター] – パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスは13日、イスラエルとの拘束者の交換を含め、パレスチナ自治区ガザの停戦合意を今後も予定通り履行していくと表明した。

ハマス側は15日にさらに3人の人質を解放する予定だったが、イスラエル側の合意違反を理由に解放を見送ると発表していた。

これに対しトランプ米大統領は、15日正午までに人質全員を解放しなければ「地獄が始まる」と述べた。イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスが期限を守らなければ「激しい戦闘」を再開すると表明した。

ハマスのアルカヌア報道官は13日、「われわれはガザにおける停戦合意の崩壊には関心がない。合意の履行と占領軍(イスラエル)の完全な順守を強く望んでいる」と語った。

また「トランプとネタニヤフの脅迫や威嚇の言葉は停戦合意の履行には役に立たない」と批判した。

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