2021年7月7日
今朝は山陰で線状降水帯発生 明日にかけても大雨に警戒
(解説:#気象予報士 #穂川果音)
今朝にかけて、島根は鳥取を中心に大雨となりました。気象庁は「顕著な大雨に関する情報」として、線状降水帯の発生を知らせる情報を2回にわたり発表しました。島根の斐川(ヒカワ)では、1時間に75ミリの雨を観測し、この量は観測が始まって以来1位の雨量です。
既に土砂災害や河川の氾濫なども発生しており、引き続き土砂災害に厳重に警戒をお願いします。さて、この大雨の原因となっている前線なんですが、今日も中国地方から関東地方に渡って停滞しています。
今夜にかけても同じような場所に、そして明日にかけても同じような場所に停滞する予想です。引き続き同じような場所で雨量が多くなりそうです。
こちらは、今日午前11時時点での雨雲の様子です。中国地方から近畿地方にかけて、雨の降り方が強まっているのがわかります。この後の雨雲の様子を見てみると、夕方にかけても中国地方中心に雨の降り方が強まりそうです。
ただ、夜になると一時的に雨の降り方が弱まるところも出てきそうなんですが、日付が変わり、未明から明け方にかけて、ふたたび、中国地方では活発な雨雲がかかりそうです。
そして、朝にかけては中国地方から近畿地方にかけて、この活発な雨雲がかかるおそれが出てきました。さらに、午前中にかけては近畿地方から東海地方中心に、雨の降り方が強まりそうです。午後になると、静岡でも一時的に、雨の降り方が強まる恐れがあります。明日にかけても、土砂災害に厳重に警戒が必要です。
では、予想されてる雨量です。明日の朝にかけて、中国地方から九州北部では、多いところで150ミリ。さらに、北陸から近畿地方でも100ミリ。東海地方でも80ミリの雨が予想されています。引き続き、土砂災害や河川の氾濫に厳重に警戒をお願いします。
では、明日の全国のお天気をマークで見ていきましょう。
西日本から東日本にかけて、特に日本海側の地域を中心に大雨に警戒お願いします。日中の気温は、西日本から東海地方では、30度前後のところが多く蒸し暑いでしょう。関東地方では、今日よりも少し気温が下がり、東京の予想最高気温は25度の予想です。
この先の全国の天気です。
西日本から東日本の大雨は土曜日にかけて警戒が必要です。
前線が同じような場所に停滞するため、雨量が多くなる恐れがあります。
ただ週明けになると、西日本では前線の影響を受けにくくなりそうで、雲の隙間から日差しも出てきそうです。ただ日差しが出る分、気温が上がるため、日中の気温は30度を超える日が多くなりそうです。熱中症対策を万全にお願いします。
#大雨 #大雨警報 #太平洋側 #土砂災害警戒情報 #線状降水帯 #土砂崩れ #土砂降り #雷 #発雷確率 #梅雨明け #梅雨前線 #天気予報 #週間天気予報 #サニースポット#山陰 #中国 #島根 #鳥取 #広島 #熱海
WACOCA: People, Life, Style.