[東京 12日 ロイター] – シマノ(7309.T), opens new tabは12日、昨年決議した最大260億円の自社株買いを中止し、新たに500億円の取得枠を設定したと発表した。株主還元向上策の一環で、今後約2年間で1000億円程度の自己株取得を目指す。

新たな枠は発行済み株式総数の2.81%に当たる250万株。2月13日から2026年1月31日まで取得する。24年4月24日から今年3月31日までとしていた従来の枠では、これまでに173億円分の自社株を取得した。

25年12月期の年間配当予想は1株339円と、前年実績から30円上積みした。

同社がこの日発表した24年12月期の連結業績は、営業利益が前年比22.2%減の650億円と会社の予想を10億円下振れて着地した。純利益は前年比24.8%増の763億円、ドルに対してアジア通貨安が進み、予想を20億円上振れた。

25年12月期の連結業績は、営業利益が前年比7.6%増の700億円になりそうだとした。IBESがまとめたアナリスト10人の予想平均868億円を下回った。自転車事業は増益、釣り具事業は横ばいを見込む。純利益は710億円と、7%の減益を予想する。

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