ダライ・ラマが「正しい道に戻る」よう望む、14世の兄死去で中国

中国外務省は10日、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(89=写真)が「正しい道に戻る」ことを望んでおり、「祖国」分裂の立場を放棄する限り、その将来について話し合えると表明した。12月撮影。(2025 ロイター/Priyanshu Singh/File Photo)

[北京 10日 ロイター] – 中国外務省は10日、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(89)が「正しい道に戻る」ことを望んでおり、「祖国」分裂の立場を放棄する限り、その将来について話し合えると表明した。

7月で90歳になるダライ・ラマは1959年にチベットからインドに亡命したが、死ぬ前にチベットに戻りたいとの意向を示している。

同省の郭嘉昆報道官は定例記者会見で、ダライ・ラマがチベットと台湾が中国の一部であり、その唯一の合法的な政府は中華人民共和国であることを認める必要があると述べた。

14世の兄で、中国政府との交渉で非公式の特使を務めていたギャロ・トゥンドゥプ氏が8日に97歳で死去したことについてコメントした。

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