公開日時 2025年02月10日 05:00更新日時 2025年02月10日 11:06
4期目の当選を確実にし、万歳する松本哲治氏(前列右から4人目)=9日午後9時23分、浦添市宮城の選挙事務所(喜瀨守昭撮影)
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琉球新報社
【浦添】任期満了に伴う浦添市長選が9日投開票され、無所属現職の松本哲治氏(57)=自民、公明推薦=が2万9607票を獲得し、無所属新人で「浦添西海岸の未来を考える会」世話人の里道昭美氏(67)に1万4367票差を付け、大差で4選を果たした。最大の争点となった那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設について、容認する立場の松本氏が、3期12年の実績への評価と共に、市民の信任を得た。
投票率は50.73%で前回の62.98%より、12.25%下がった。
当選を決めた松本氏は「これからも一つ一つ、手を取り合ってやっていきたい。市のため、県のため力を合わせれば、きっといい未来が来る」と述べた。
市長選では那覇軍港の浦添移設の是非や、松本市政の評価が主な争点となった。
松本氏は当初、今回の市長選で軍港移設を含む浦添西海岸開発は「(3期目の)4年間で一応の決着をみている」とし、大きな争点にならないとの見方を示していた。里道氏が、西海岸の埋め立て反対を掲げて出馬表明したことで、軍港移設が争点に急浮上した。
浦添市の当日有権者数は9万501人(男性4万3194人、女性4万7307人)。投票総数は4万5909票だった。
松本哲治氏(まつもと・てつじ) 1967年10月生まれ、市宮城出身。米カリフォルニア大学バークレー校修士課程修了。NPO法人代表を経て2013年の市長選で初当選。
(’25浦添市長選取材班)
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