GPIF、10―12月期運用収益額は10.7兆円の黒字

 2月7日 公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が7日に発表した2024年10―12月期の運用損益は、10兆7032億円だった。写真は2018年11月、都内で撮影(2025年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 7日 ロイター] – 公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が7日に発表した2024年10―12月期の運用損益は、10兆7032億円だった。4四半期ぶりのマイナス運用になった7-9月期からプラスに転じた。収益率はプラス4.31%。

資産別の収益率は国内債券がマイナス1.33%、外国債券がプラス4.12%、国内株式がプラス5.55%、外国株式がプラス8.96%だった。

自主運用を始めた01年度からの累積収益額は164兆3463億円で、9月末の153兆6431億円から拡大した。運用資産額は258兆6936億円だった。

年金特別会計が管理する資産を含む積立金全体の保有比率内訳は12月末時点で国内債券25.51%、外国債券24.58%、国内株式24.99%、外国株式24.93%。

宮園雅敬理事長は、米経済の軟着陸(ソフトランディング)を織り込む動きや米大統領選の共和党候補だったトランプ氏の経済政策への期待により、「米国の主要株価指数が一時過去最高値を更新するなど、国内外で主要株価指数は上昇し、また長期金利は上昇(債券価格は低下)した」などと10─12月期を振り返った。為替が円安に推移したことも運用にプラスだったとした。

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