世界衝撃!生成AI「DeepSeek」中国に忖度? 習主席への政治的質問に応答せず【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年2月7日)
中国企業・DeepSeekが開発した低コストで高性能の生成AI(人工知能)が世界に衝撃を与えています。
■低コスト・ChatGPT並みの能力
ソフトバンクグループとChatGPTを手掛けるアメリカのOpenAIは3日、日本国内で企業向けAIサービスの開発に向けて共同で会社を設立したことを発表しました。
ソフトバンクグループ 孫正義会長兼社長
「知りたいこと、問い合わせたいことを聞けば何でも分かる。そんな魔法のような話が、物語のような世界がついにやってこようとしています」
AIで日米が連携する一方、今話題なのは、先週、アプリのダウンロードランキング1位に躍り出た中国発の生成AI・DeepSeek。ChatGPT並みの能力で、開発コストは10分の1以下です。
これにより、アメリカの生成AI分野における優位性に懸念が広がり、アメリカの半導体大手・エヌビディアの時価総額は、一時およそ92兆円失われました。
■中国に忖度?習主席への質問に応答せず
DeepSeekのAIがどのように優れているのか。「羽鳥慎一 モーニングショー」について聞いてみました。
すると、「羽鳥慎一のキャスター力:彼の冷静で信頼できる進行が視聴者に好評です」「多様な情報:ニュースだけでなく、生活に役立つ情報も提供します」と細かく回答しました。
DeepSeekの強みは、圧倒的に考える力があるということ。そこで、従来の生成AIが苦手としてきた小数の問題「10.11と10.9はどちらが大きいか?」を出題しました。
答えはもちろん「10.9のほうが大きい」ですが、ChatGPTは「10.11のほうが大きい」と回答。一方、DeepSeekは見事正解し、得意の数字にまつわる問題ではChatGPTを上回るほどです。
しかし、中国の習近平国家主席について聞いてみると「今はこの質問に答えることができません。話題を変えてもう一度話しましょう」と返事が返ってきました。
他にも、中国共産党に関する質問をすると、中国語で「サーバーが混雑中」という返信がありました。どうして答えてくれないのかを聞くと、「混雑中」の一点張りでした。
SNSでは「中国の政治関係の質問には答えないようだ」「予想以上に中国忖度(そんたく)型AIだった」との声も上がっています。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年2月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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日米連携する事大間違い