貴重な地形や地質を保護し、教育などに役立てる「日本ジオパーク」に認定されている「桜島・錦江湾」が4年に1度行われる審査で再認定されました。
「日本ジオパーク」は、これまでに48地域が登録されていて、「桜島・錦江湾」は2013年に初めて登録され、4年前からは鹿児島市と姶良市、垂水市の3つの市に対象エリアがあります。
4年に1度、再認定するか審査が行われますが、鹿児島市によりますと、先月27日に開かれた日本ジオパーク委員会で再認定が決まったということです。
審査に先立って、去年10月に現地調査が行われ、複数の自治体で構成されるジオパークとしての運営体制の強化や、質の高い看板の設置、それに国内外のジオパークとの交流などが評価されたということです。
今後は、ユネスコの世界ジオパークへの登録を目指して、同じく日本ジオパークに認定されている「霧島」ジオパークとの統合に向けて協議を進めていくとしています。
「桜島・錦江湾ジオパーク推進協議会」の会長を務める鹿児島市の下鶴市長は「桜島・錦江湾の魅力やストーリー、そして地域の皆様と一体となって進めてきた取り組みが評価されたと考えている。今後も3市で連携しながら世界に誇れるジオパークを目指してまいりたい」とコメントしています。
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