米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、トランプ大統領の政策を巡る不透明感が強まる中、当局者は米国の経済とインフレの行方を見極めるためにさらに多くの時間が必要になると指摘。政策金利の据え置き見通しを裏付けた格好だ。このところ複数の金融当局者が、バーキン総裁と同様の見解を示している。

  総裁は今年に関する自身の基本的な見通しについて、雇用と支出は安定を維持するとしつつ、不確実性の高まりから企業の設備投資については疑問符を付けた。

Richmond Fed President Tom Barkin Interview

バーキン総裁

Photographer: Christopher Goodney/Bloomberg

  バーキン総裁は5日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで「そうした不確実要素がもう少し明瞭になるまで、成長や雇用、インフレに関して何が起きているのかを理解するのは非常に難しい」と語った。

  トランプ政権が貿易面で大きな行動を起こしたものの、複数の米金融当局者は今週、政策金利の調整を急ぐ必要はないとの見解を引き続き示している。

  昨年に合計1ポイント引き下げられた政策金利についてバーキン総裁は、依然として「やや」景気抑制的だと指摘。経済データは良好だとした。利上げを検討するかとの質問には、いかなる選択肢も排除したくはないとしつつ、現在の経済状況は利上げを支持していないと付け加えた。

  総裁は「経済の過熱を目にする必要があるが、経済過熱の兆候は見られない」と指摘。「インフレ率は上昇ではなく、低下している」とし、労働市場は「安定している」と語った。

原題:Fed’s Barkin Says Officials Want Clarity on Policies, Growth(抜粋)

(総裁の発言を追加し、更新します)

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