ともに2月28日発売の予定です
2025年02月05日 15時30分更新
ニコンは高倍率ズームレンズ搭載のコンパクトカメラ「COOLPIX P1100」と、ミラーレスカメラ「Zシステム」の大口径レンズ「NIKKOR Z 35mm f/1.2 S」を発表した。
「COOLPIX P1100」は予想価格14万9800円、「NIKKOR Z 35mm f/1.2 S」は43万7800円で、ともに2月28日発売の予定。
24mmから3000mm相当の光学125倍ズーム搭載
「COOLPIX P1100」

P1100は、2018年に発売となり、販売終了していた「P1000」のリニューアルモデルで、撮像素子は1/2.3型原色CMOSで1605万画素を継承、レンズも4.3-539mmF2.8-8(35mm判換算24-3000mm相当)で、12群17枚と、P1000と変わらない。



新たに「鳥モード」でAFエリア選択が可能となり、また別売アクセサリーの「リモコン ML-L7」(2018年9月発売)のFn1/Fn2ボタンに、カメラのFnボタンと同じ機能の割り当てができるようになった。

手ブレ補正効果はP1000の5.0段から、CIPA2024規格準拠で「中央4.0段」(ともに静止画)となっている。
撮影モードでは「比較明合成」で、[夜景と光跡][星軌跡][花火]が選択可能となり、「おまかせシーン」と「ユーザーセッティングモード」がなくなっている。
内蔵フラッシュは、調光範囲がP1000の広角側で0.3~12mがP1100では0.3~10mに、2000mm相当時で5.0~8.0mが5.0~6.6mに短くなり、2000m相当以上の場合は調光範囲外となっている。


USB端子がType-Cとなり、付属ケーブルも変わり、ACアダプター EH-5dは付属しなくなった。アクセサリーターミナルでリモートコードMC-DC2(別売)に対応する。

無線機能ではBluetoothがP1000の4.1から5.2にあがり、Wi-FiはWPA3-SAEに対応している。
バッテリーは変わらないが、電池寿命がP1000と変わり、静止画で250コマから260コマに、動画では1時間20分が1時間10分となっている。

サイズは約146.3×118.8×181.3mm(突起部除く)でP1000と変わらないが、重量は約1410g(電池、メモリーカード含む)と、5gだけ軽くなっている。
開放F1.2シリーズの3本目登場
「NIKKOR Z 35mm f/1.2 S」

高い光学性能を誇るZレンズの「S-Line」に属し、「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」(2020年12月発売)や「NIKKOR Z 85mm f/1.2 S」(2023年3月発売)と同じ設計思想のもと、高い描写性能と、広角でも奥行きのある表現を可能とする。


光学系には、EDレンズ3枚とED非球面レンズ1枚を採用し、収差を効果的に低減。さらに、「メソアモルファスコート」、「ナノクリスタルコート」、「アルネオコート」の採用により、ゴーストやフレアを抑制し、卓越した光学性能を実現する。


焦点距離:35mm
最大口径比:1:1.2
レンズ構成:15群17枚(EDレンズ3枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚、メソアモルファスコートあり、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり)
画角:63°(撮像範囲 フルサイズ/FXフォーマット)、44°(撮像範囲 APS-Cサイズ/DXフォーマット)
ピント合わせ:マルチフォーカス方式、IF(インターナルフォーカス)方式
最短撮影距離:0.3m
最大撮影倍率:0.2倍
絞り羽根枚数:11枚(円形絞り)
絞り方式:電磁絞りによる自動絞り
最大絞り:f/1.2
最小絞り:f/16
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ):82mm(P=0.75mm)
寸法:約90mm(最大径)×150mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量:約1060g
付属品:
• レンズキャップ LC-82B(フロントキャップ)
• 裏ぶた LF-N1
• レンズフード HB-110
• レンズケース CL-C2

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